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変らない学生のオンライン孤独

今年の春にコロナウイルスが流行し始めてから、もう半年も月日が流れた。あたりはすっかり冬景色である。

 

自粛期間のうちは、中高や会社もテレワークといった対応をしていたが、すっかりそんな対応はなくなった。世間はコロナ慣れしたように思う。

 

そんななか変わらない自粛生活を続けているのが、大学である。現在も大多数の大学がオンライン授業を継続している。特に新入生の中には、知り合いも誰もいないなかで遠隔の地でこの半年生活してきた人もいるのではないだろうか。このような引きこもり授業の弊害だろうか、秋田大学の調査では学生の1割にうつ症状がみられたという。

 

そんな中、ここにきて政府は方向転換をした。文部科学省は10月16日、対面授業が半数未満の大学名を公表すると発表したのだ。11月の上旬に大学名を公表するようだが、この状況は変化するだろうか。

 

しかし、一部の学生の状況は変化しないと思う。特に文系の学生である。私自身地方立の文系大学生であるのだが、現在すべての授業がZOOMのオンライン授業によって行われている。私が今回の政府の方針の影響を受けないであろうと考える理由は理系の存在である。

 

理系学生は実習や実験を行う必要があり、私の知り合いはほとんどの授業を対面形式で行っている。実験に対面で来れるなら、授業に対面で出向けない理由はないだろう、ということなのか。文部科学省は半数以上の授業を対面で行うことを求めているため、文理比1:1なら理系100%文系0%でもその要件をクリアできる。大学も、感染リスクを考慮すると既に対面受業を再開している理系学部の対面受業の比率を上げるだけで、大学名を公表されることを防止できるのであればそちらを選択するだろう。

 

と、いうわけで文系と理系の学部を有する大学の文系学生はこれからも、辛抱を強いられることが予想される。しかし、オンライン授業にもいい点はある。通常の授業よりも質問がしやすい点や復習のしやすい点である。私は、この生活では孤独感を感じてしまう節が多いが、新たな環境に飛び込んで人脈をつくるチャンスなのかもしれない。例えばオンライン英会話とか。。